汎用カード
1950年2月8日、4人で始まったダイナースクラブの加盟店は、レストラン27軒。会員は創業者たちの友人と知人、約200人でした。それが年末に2万人、翌年末には4万2千人になります。店から7%の手数料、会員から年会費——両方から少しずつ受け取る形の始まりです。ただし会費は最初、無料でした。それでは伸びず、3ドルにし、さらに5ドルに上げてようやく軌道に乗っています。無料が普及の近道とはかぎらない、という逆説を、この型はいちばん最初に見つけていました。会社はいま、ディスカバーの傘下にあります。
神話の訂正
財布を忘れた恥ずかしさから、クレジットカードは生まれた
「First Supper」と呼ばれるこの創業物語を、いちばん強く否定したのは共同創業者のマティ・シモンズ本人でした。後年「宣伝のための作り話だった」と認めています。昼食か夕食か、妻が届けたか借りて払ったかも、語られるたびに違います。それでも公式サイトは、いまもこの物語を掲げています。