長寿企業世界一
創業100年を超える会社は日本に約3万3千社——世界のおよそ4割がこの国にあります(200年を超えると世界の65%)。なぜかについては、面白い研究があります。日本の同族企業は、実の子がいても、有能な他人を養子に迎えて後を継がせてきました。戦後40年の上場企業を調べた研究は、この「血より腕」の承継のほうが、実子への承継より会社の成績を良くしていたことを示しています。同族経営は非効率だという欧米の通念を、日本の養子文化が統計で覆した形です。——ただし、続くことは奇跡のままです。355年続いたハドソン湾会社は2025年に倒れました。この地図が長寿を並べるのは、それが偉いからではなく、「続く」という現象そのものが、まだ十分に説明されていない発明だからです。