宅配網
1963年、主婦が自分の地区を受け持って毎日届けるかたちが全国に広がりました(それ以前の販売員は男性が中心です)。そして1972年、福島県郡山市のひとりの配達員が、独居のお年寄りが誰にも気づかれずに亡くなったと聞いて、自費でヤクルトを届けはじめます。それが自治体を巻き込んで広がり、いまは878の自治体・警察と結んだ見守りの網になりました。本社の企画ではなく、ひとりの人の善意が制度になった例です。担い手は国内でピーク時6万5千人から3万2千人へ減りましたが、海外は14の国と地域で4万7千人——日本で減り、世界で増えています。多くが業務委託の個人事業主という働き方については議論があり、会社は2020年に3千人規模を社員にする方針を出しました。